学級目標をあいうえお作文で作成したいと考えている方は多いですが、どのように進めれば良いのか悩んでいる方も少なくありません。特に、良いアイデアが思い浮かばないときには、参考になる具体例や決める際のポイントを知ることで、少しでも助けになるかもしれません。
そこで、この記事では、小学生と中学生向けのあいうえお作文を用いた学級目標の具体例と、その作成における重要なポイントをお伝えします。
以下のポイントを押さえてみてください。
- 覚えやすい言葉を選ぶ
- 実際にその目標を達成している姿をイメージする
- クラス全員ができることを考える
- 前向きな言葉を使用する
- クラス全員で意見を出し合う
このように、あいうえお作文での学級目標作りに悩んでいる方々にとって、少しでもお役に立てる情報を提供できればと思います。それでは、具体的な例を見ていきましょう!
小学生・中学生向けの学級目標あいうえお作文14選!
では、早速あいうえお作文を用いた学級目標の具体例を見ていきたいと思います。今回は、小学生向けと中学生向けの2つのパターンをそれぞれご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは、内容をしっかりとメモしながらご覧いただければと思います。
小学生向けの例文
きまりをまもる
- き:きょうしつのみんながきもちよくすごせるように
- ま:まってはなしてじゅんばんをたいせつにしよう
- り:りらっくすしてやさしいこころでむかえよう
- を:をこらずにあいてをみとめあおう
- ま:まいつきひとつできることをふやして
- も:もっとおもいやりをわすれずに
- る:るーるをみんなでまもってみんなでたのしく
ゆずりあい
- ゆ:ゆっくりまわりをみまわして
- ず:ずっとともだちのきもちをたいせつに
- り:りっぱじゃなくてもおもいやりをわけあおう
- あ:あいてにゆずるとこころがあったかくなる
- い:いつでもやさしさをおもいだそう
うれしいきもち
- う:うきうきするできごとをみつけにいこう
- れ:れいぎただしくにこにこあいさつ
- し:しずかなときはみんなでしずかに
- い:いつでもおたがいをはげましあって
- き:きもちをかさねてもっとなかよく
- も:もやもやしたときもこころをおちつけて
- ち:ちいさなことでもよろこびをいっしょにわかちあおう
もりあげよう
- も:もっとえがおをふやして
- り:りそうのがっきゅうをつくろう
- あ:あそぶときはめいっぱいたのしもう
- げ:げんきいっぱいにこえをかけあって
- よ:よろこびもなやみもいっしょにかんがえて
- う:うまくいかなくてもぜったいあきらめない
くふうする
- く:くやしいときはちがうやりかたをためしてみよう
- ふ:ふしぎだなとおもったらみんなでかんがえよう
- う:うまくいくまであきらめずにまえをむこう
- す:すぐにきめつけずこつこつちょうせん
- る:るすばんではなくみんなでたすけあうがっこうに
ひとにやさしく
- ひ:ひとりひとりがたがいをみまもろう
- と:ともだちがうれしいときはいっしょによろこぼう
- に:にっこりわらってあいさつしよう
- や:やるきがでないときはそっとこえをかけよう
- さ:さみしいきもちをみつけたらあたためよう
- し:しっぱいしてもゆるしあってまえをむこう
- く:くりかえすやさしさがみんなをつないでいく
よろこび
- よ:よいことがあったらだいすきなともだちをほめあおう
- ろ:ろくでもないとおもってもしんぱいごとをききあおう
- こ:こえにだしてきもちをしりあうとあんしんできる
- び:びっくりするできごとにもえがおでむかえよう
中学生向けの例文
学び合う(ま な び あ う)
- ま:まえを向いて
- な:なかまと支え合い
- び:びっくりするような知恵を出し
- あ:あきらめずに粘り強く学び
- う:うれしい成果をみんなでわかち合おう
規律を守る(き り つ を ま も る)
- き:気を引き締めて
- り:理解しあう心を大切に
- つ:つねに冷静な判断で行動し
- を:をっと危ないと思ったら立ち止まり
- ま:まずは自分をコントロール
- も:もっと周りの仲間に目を配って
- る:ルールを守る誇りあるクラスでいよう
夢を描く(ゆ め を え が く)
- ゆ:ゆったり未来を想像し
- め:目指すゴールをしっかり定め
- を:をじけずに挑戦を始めよう
- え:笑顔と情熱を絶やさずに
- が:学びの一歩を重ねて
- く:くじけず続ける強さを育てよう
受け止め合う(う け と め あ う)
- う:うれしいことも
- け:けわしい試練も
- と:とことん素直に向き合って
- め:めい一杯の思いを伝え合い
- あ:相手を尊重し合って
- う:受け止め合い、より強い絆を築こう
工夫する(く ふ う す る)
- く:くるくる頭を回して考え
- ふ:ふだんの勉強に新しい視点を
- う:うまく活かしてまとめあげ
- す:すばらしいアイデアをみんなで試し
- る:ルンルン気分で学びを深めよう
飛躍する(ひ や く す る)
- ひ:ひたむきな努力を積み重ね
- や:やる気を加速させて
- く:くるりと視点を変えながら
- す:進む道を切り開き
- る:ルールも限界も飛び越えて成長しよう
思いやり
- お:お互いの気持ちを大切にし
- も:もし仲間がつまずいていたら手を差しのべ
- い:いつでも温かい言葉をかけ合って
- や:やさしさが自然とクラスに広がるよう
- り:理解し合う思いやりのある学級を目指そう
これまでに、学級目標として使えるあいうえお作文の具体例を14個ご紹介してきました。さまざまなアイデアがあることで、クラスの雰囲気をより良くする手助けになるかもしれません。
さて、次はそれらの目標を作成する際に押さえておくべき大切なポイントについても確認していきましょう。
学級目標をあいうえお作文で作成するポイント
ここでは、学級目標をあいうえお作文で作成する際に押さえておくべきポイントについてお伝えします。みんなで話し合いながら学級目標を決める前に、ぜひ参考にしていただければと思います。
簡単に覚えられる言葉にしよう
難しい言葉をたくさん使うと、みんながその意味を理解しにくくなってしまいます。そこで、できるだけシンプルで覚えやすい言葉を選ぶことが大切です。
そうすることで、クラス全員が目標をしっかりと覚えやすくなるでしょう。
具体的な場面を想像する
作成した言葉を、クラスでどのように実行していくかを考えることが大切です。
たとえば、「あきらめずにチャレンジする」という目標を決めた場合、具体的な行動として「毎日の勉強や運動をコツコツと頑張ろう」といった具体例を思い浮かべると、実行しやすくなります。
具体的にイメージすることで、目標がより身近なものになるでしょう。
みんなで達成できることを考える
「できそうにない大きすぎる目標」を設定するよりも、「少し頑張れば達成できそうな目標」を選ぶことが非常に効果的です。
目標を設定することで、みんなが「これならやれそう!」と感じることができ、結果的にクラス全体で協力しやすくなりますよね。
こうした共通の目標を持つことで、クラスの団結力も高まるでしょう。
ポジティブな言葉を使う
「~しない」「~してはいけない」といった否定的な言葉が多くなってしまうと、どうしても気分が落ち込んでしまいますよね。
そこで、「がんばる」「やさしくする」「大切にする」といった、明るい気持ちになれる言葉を選ぶことをお勧めします。
このような前向きな表現を使うことで、クラスの雰囲気もより良くなり、みんながやる気を持ちやすくなります。
クラス全員で意見を交わす
先生だけで決めるのではなく、クラスのみんなの意見をしっかりと聞いて、一緒に言葉を考えることが重要です。
みんなで協力して作った目標は、より自分たちのものとして感じられ、いっそう大切にすることができるでしょう。こうすることで、クラス全体の団結力も高まり、目標に向かう意欲も増すはずです。
まとめ
本記事では、学級目標としてのあいうえお作文の具体例と、それに関連する大切なポイントについて詳しくご紹介しました。
また、元になる単語を決める際には、クラスのみんなでじっくりと話し合うことが非常に重要です。こうしたプロセスを経ることで、より一体感のある目標が生まれます。
この記事を参考にして、クラスのみんなが納得し、共感できる学級目標を作成できることを心から願っています!