毎年冬になると、仙台の定禅寺通が光の海に包まれます。ケヤキ並木に無数のLEDが灯り、まるで天の川のように輝く光景。それがSENDAI光のページェントです。
2025年は記念すべき40回目の開催。ロマンチックな雰囲気に包まれたこのイベントには、実はカップルにまつわるある都市伝説が語り継がれています。今回は開催情報から歴史、そして気になるジンクスの真相まで、徹底的に解説していきます。
2025年の開催はいつから?点灯時間と基本情報

2025年の光のページェントは12月5日(金)から12月28日(日)まで、24日間にわたって開催されます。近年はクリスマスまでの開催でしたが、今年は仕事納めに合わせて期間が延長され、帰省した地元の人たちも楽しめるようになりました。
点灯時間の詳細
点灯時間は曜日によって異なり、月曜から木曜は19時から22時まで、金曜と土曜は18時から22時まで、日曜は18時から21時までとなっています。特別に、12月24日と25日は18時から22時まで点灯されます。
イルミネーションの規模
今年は定禅寺通のケヤキ127本に、約48万球のLED電球が取り付けられます。金色に輝く光のトンネルが約500メートルにわたって続く様子は、まさに圧巻です。
アクセスと駐車場情報
電車でのアクセス 仙台市地下鉄南北線「勾当台公園駅」から徒歩約1分とアクセスは抜群です。公共交通機関の利用が推奨されています。
車でのアクセス 東北自動車道仙台宮城ICから西道路を通り、県庁・市役所方面へ約10分。ただし、専用の駐車場はないため、近隣の有料駐車場を利用する必要があります。
期間中は非常に混雑するため、駐車場探しに時間がかかる可能性があります。事前に予約できる駐車場サービスを利用するか、地下鉄を利用するのが賢明でしょう。
開催場所
定禅寺通の東側は仙台三越前から、西側は定禅寺ガーデンヒルズ迎賓館前までが点灯区間となっています。
光のページェントの歴史を紐解く
誕生のきっかけと理念
1986年(昭和61年)、市民ボランティアの手によって第1回が開催されました。定禅寺通と青葉通のケヤキ並木に約30万球の電球が灯され、「杜の都」から「光の都」へという理念のもと、新たな仙台の冬の風物詩が誕生しました。
名前の由来に込められた想い
「ページェント」は本来、歴史や伝説をモチーフに華麗な衣装を着て野外で行う劇や行進を指す言葉です。仙台では、冬枯れして殺風景になった杜の都の象徴・定禅寺通の並木道に、仙台七夕に因んで天の川に例えたイルミネーションという衣装をまとわせ、並木道を華麗なページェントに変えたことから命名されました。
40年の歩み
市民ボランティアによって運営されている光のページェント。仙台三越前などに募金箱を設置したり、クラウドファンディングを募ってイベントを応援する形で続いてきました。地域の人々に愛され続け、今では東北を代表する冬のイベントとして定着しています。
当初30万球だった電球も、40回目を迎える2025年には48万球に増え、技術の進歩とともにLEDに変わりました。環境への配慮と美しさを両立させながら、進化を続けているのです。
「カップルで行くと別れる」ジンクスの真相
光のページェントには昔から「カップルで行くと別れる」という都市伝説があります。せっかくロマンチックな場所なのに、どうしてこんなジンクスが生まれたのでしょうか。
ジンクスが生まれた背景
12月の仙台は気温が非常に低く、場合によっては雪が降ることもあり、寒さによってカップルの間にイライラが生じ、些細なことで口論に発展しやすい環境があります。非常にロマンチックな雰囲気を持つ一方で混雑も多く、思った以上に人が多くゆっくり楽しめない場合、期待と現実のギャップにがっかりしてしまうことがあります。
別れる理由として考えられること
1. クリスマスマジックで付き合ったカップル クリスマスシーズンに一人だと寂しいという理由で数ヶ月前から恋人探しをしていた男女が、とりあえず付き合っただけだった場合、目的を果たしたので自然消滅するパターンがあります。
2. 価値観の違いが明確になる 光のページェントでデートした際に、価値観の違いが明確になって別れるパターンがあります。仙台市内周辺はもちろん遠方からも数多くのカップルが来るため、当然一緒にいる時間も長くなり、価値観の違いがより明確になることがあります。
3. 極寒の環境がもたらすストレス 12月の仙台市の平均気温は7度から8度で、これは最高気温の平均なので、イルミネーションを見る日の暮れた夜の時間帯はもっと冷え込みます。外でのイベントなので寒さを特に感じ、寒すぎて喧嘩になることもあります。
4. 混雑と待ち時間のストレス イルミネーションを見ているだけなら混雑に流されてのんびり光を見ているだけでいいのですが、実は並木道がライトアップされているだけなので、イルミネーションだけでは場が持ちません。飲食店や他の観光スポットに行こうとすると、この時期はどこも大混雑で、すごい待ち時間が発生したり、どこも満席で入れないということがよくあります。
5. 駐車場探しのトラブル 遠方から車で来る場合、専用駐車場がないため、駐車場探しでイライラが募ってしまうケースもあります。事前の準備不足が原因で雰囲気が台無しになってしまうこともあるのです。
ジンクスの真実は?
残念ながら実際に別れてしまったカップルもいるようですが、何十万人と人出のあるイベントなので、そもそも光のページェントを見なくても別れるカップルはいます。つまり、このジンクスは統計的な根拠があるわけではなく、印象に残りやすいエピソードが一人歩きしているだけなのです。
むしろ、光のページェントをきっかけに幸せになったカップルも多数存在します。「カップルで行くと別れるというジンクスを聞いたが、彼が『俺達はそれを見て別れたりしない』と言い、旅行は仙台に決まった。以来、光のページェントにハマった2人は、今では子供たちを連れて家族4人で毎年参加している」というエピソードもあります。
もう一つのジンクス「ピンクの電球」

光のページェントには、別れるジンクスとは真逆の、幸せなジンクスも存在します。
幸せを呼ぶピンクの電球
数ある電球の中で1つだけピンクの電球があり、それを見つけると末永く幸せになれるというジンクスがあります。48万球もの中からたった1つの色違いを見つけるのは至難の業ですが、だからこそ見つけたときの喜びはひとしおです。
ピンク電球探しの注意点
ピンクの電球を探すのに必死になりすぎて別れてしまうこともあり、本来のイルミネーションを楽しむということを忘れて、男性がイライラしてしまうことが多いようです。探すことに夢中になりすぎず、二人で美しい光景を楽しみながら、「見つかったらラッキー」くらいの気持ちで臨むのが良いでしょう。
光のページェントを存分に楽しむコツ
ジンクスに惑わされず、素敵な時間を過ごすためのポイントをご紹介します。
防寒対策は万全に
仙台の12月は本当に寒いです。厚手のコート、マフラー、手袋、カイロは必須アイテム。おしゃれも大切ですが、防寒をしっかりして、寒さで機嫌が悪くならないよう準備しましょう。
混雑を避ける時間帯
全期間を通じて比較的混雑が少ない時間帯は、点灯直後から18時半までと21時以降の遅い時間です。19時から20時はゴールデンタイムでめちゃくちゃ混雑しています。また、平日は週末に比べてゆったりと楽しめます。
周辺のスポットも楽しむ
会場からすぐ近くの勾当台公園もイルミネーションが綺麗で、イルミネーションのトンネルや巨大なツリー、ハートマークにあしらわれた可愛いイルミネーションなどがあり、屋台も沢山あります。メイン会場だけでなく、周辺スポットも含めて楽しむプランを立てると良いでしょう。
事前準備を怠らない
車で行く場合は駐車場の予約、食事をするならレストランの予約など、事前準備をしっかりしておくことで、当日のストレスを大幅に減らせます。無計画に行くと、寒い中で駐車場や店を探すことになり、せっかくのデートが台無しになってしまいます。
るーぷる仙台の特別運行を利用
光のページェント開催中、定禅寺通をはじめ、イルミネーションで彩られた仙台市内中心部を巡る特別運行のバス「光のページェント号」が運行します。バスの中から暖かく光の景色を楽しむのも素敵な選択肢です。
2025年の特別イベント
40回目を迎える今年は、様々な特別企画が用意されています。
スターライト・ウインク
開催期間中の毎週金曜・土曜・日曜と、12月24日、25日の18時半と19時に、点灯する光が一斉に消え、再点灯される恒例のイベントがあります。定禅寺通が光に包まれる感動の瞬間は必見です。
スケートリンクの復活
2024年は設置できなかったスケートリンクが今年は復活します。イルミネーションを楽しんだ後に、スケートで体を動かすのも良いですね。
クリスマスマーケット
本場ドイツの雰囲気さながらヒュッテ(小屋)が立ち並ぶクリスマスマーケットも開催されます。温かい飲み物や食べ物を楽しみながら、イルミネーションを眺めることができます。
応援募金の特典
開催期間に300円以上募金すると、返礼品として「ひかリング」が配布され、着用することで展望デッキ「スマイル☆デッキ」や、勾当台公園「スターライト☆キャッスル」に入場できます。イベントを応援しながら、特別な体験ができる仕組みです。
ジンクスを乗り越えて素敵な思い出を
光のページェントの「別れる」ジンクスは、実は環境要因が大きく関係していることがわかりました。寒さ、混雑、期待とのギャップ、準備不足など、どれも事前の対策で防げるものばかりです。
ジンクスなんて怖くない!成功の秘訣は
- 徹底した防寒対策で寒さを乗り切る
- 混雑を避ける時間帯を選ぶ、または混雑も楽しむ覚悟を持つ
- 駐車場や食事の予約など、事前準備を怠らない
- イルミネーションだけでなく、周辺スポットも含めたプランを立てる
- ピンク電球探しは楽しみながら、本来の目的を忘れない
- 相手への思いやりと柔軟な対応を忘れない
むしろ、寒い中で互いを気遣い合い、美しい光景を共有することで、二人の絆はさらに深まるはずです。「一緒に寒さを乗り越えた」という経験は、かけがえのない思い出になるでしょう。
最後に
2025年のSENDAI光のページェントは40回目を迎え、テーマは「40th Anniversary:Re」です。「Re」には、再び、繰り返し、という意味が込められており、これまでの感謝と未来への希望が表現されています。
12月5日から28日までの24日間、定禅寺通のケヤキ127本に約48万球のLEDが灯り、仙台の冬を美しく彩ります。カップルで行くと別れるというジンクスは、結局のところ、訪れる人の心構えと準備次第で変わってくるものです。
むしろ、この美しいイルミネーションは、大切な人と特別な時間を過ごすのに最適な場所。事前の準備をしっかりして、寒さ対策を万全にし、相手への思いやりを忘れなければ、きっと素敵な冬の思い出になるはずです。
そして、もし運良くピンクの電球を見つけられたら、それは二人の幸せの証。ジンクスに惑わされることなく、杜の都・仙台が誇る光の祭典を、ぜひ大切な人と一緒に楽しんでください。
40年の歴史を持つこのイベントは、市民の温かい想いと努力によって支えられてきました。今年の冬、あなたも光のページェントの一部となり、新しい歴史を刻んでみませんか。

